少年野球のトーナメント表の組み方で、先に決めること
少年野球のトーナメント表は、試合数を決める前に、1日の長さを決めます。野球は、1試合が長く、グラウンドが少ないためです。次の3つを、この順に確かめます。
- グラウンドを使える時間(朝の何時から、夕方の何時まで)
- グラウンドの数(同じ時刻に、何試合できるか)
- 1試合の長さ(試合の時間制限と、入れ替えの時間)
この3つで、1日に回せる試合数が出ます。チーム数は、その試合数から逆に決まります。
少年野球のトーナメント表と試合時間:6回戦・1時間30分
学童部の試合は、6回戦で、開始から1時間30分が過ぎたあとは、均等回の終了で試合を終えます。全軟連が2022年から全国で導入した取り決めです(全軟連「令和4年度の学童野球新ルールの導入について(改訂版)」)。時間制限は、野球障害の予防と時間短縮が目的と書かれています。
90分を過ぎても、その回が終わるまでは続きます。そのため、1試合が90分ぴったりで終わるとは限りません。この表では、入れ替えの10分を足して、1試合を100分と仮に置きます。大会ごとの時間制限は、要項に従ってください。
少年野球のトーナメント表とグラウンドの数:1日に回せる試合
1試合を100分、9:00に始めて、グラウンドを16:00まで使える場合、1面で回せる試合は4つです。次の表は、チーム数ごとの試合数と、グラウンド1面・2面での終わる時刻です。
| チーム数 | 試合数 | 1面 | 2面 |
|---|---|---|---|
| 4チーム | 3 | 14:00 | 12:20 |
| 5チーム | 4 | 15:40 | 14:00 |
| 6チーム | 5 | 1日では 終わらない | 14:00 |
| 7チーム | 6 | 1日では 終わらない | 15:40 |
| 8チーム | 7 | 1日では 終わらない | 15:40 |
| 9チーム | 8 | 1日では 終わらない | 1日では 終わらない |
| 10チーム | 9 | 1日では 終わらない | 1日では 終わらない |
1面なら、5チームまでが1日の限界です。2面にすると、8チームの7試合が収まります。グラウンドの数は、会場と主催者で決まります。確認できた公式の資料に、標準の数はありません。要項に書いてください。
1日で終わらない場合は、決勝を別の日にする方法もあります。時間の式は、大会のタイムスケジュールの作り方にあります。
少年野球のトーナメント表と投球数:勝ち進むほど続く連投
全軟連は、2026年から、学童部の1週間の投球数を210球以内(4年生以下は180球以内)としました。2026年の競技者必携の改訂として、新しく加わった項目です(全軟連「2026年 競技者必携改訂について」)。
トーナメントでは、勝ち進むチームの投手ほど、投げる回数が増えます。準決勝と決勝を同じ日に置くと、その1週間の枠を、1日で使い切るチームが出ることがあります。決勝を別の日にする、準決勝の前に休みを入れるなどの組み方が、考えられます。投手の起用の工夫は、各チームに任せ、組み方は要項に書いておきます。
少年野球のトーナメント表の作り方:5つの手順
- グラウンドの数と、使える時間を、会場に確かめる。
- 1試合を100分と置き、上の表で、1日に回せる試合数を出す。
- 試合数は「チーム数−1」なので、回せる試合数に1を足したものが、組めるチーム数の上限になる。
- 抽選の日と方法、時間制限、雨天の扱いを、要項に書いて先に配る。
- チーム数別のページにチーム名を入れ、山の図と試合順をA4で印刷する。
手順の3は、迷いやすい所です。5試合を回せるなら、組めるのは6チームです。トーナメントは、チーム数より1つ少ない試合数で終わるためです。
少年野球のトーナメント表の抽選・シードと、チーム数別の表
抽選の方法とシードの決め方は、大会ごとに違います。確認できた全軟連の資料に、標準の決め方はありません。要項で、抽選の日と方法、シードの条件を決めて、先に配ります。
- くじの引き方と、立ち会う人:トーナメントの抽選方法
- シードの位置:トーナメントのシードの位置と決め方
- 辞退が出たとき:トーナメントの不戦勝の組み方
チーム数が決まったら、次のページで山の図と試合順を作れます。4・6・8・10・12・16チームのほか、チーム数別のガイドに一覧があります。