大会のタイムスケジュールの作り方の基本:試合数と時間の式
試合の合計時間は、「試合数÷コート数(切り上げ)×1試合の時間」で出ます。この数が、試合が始まってから終わるまでの長さです。式に使う数は3つです。
- 試合数:トーナメントは「チーム数−1」、総当たりは「チーム数×(チーム数−1)÷2」です。
- コート数:同じ時刻に試合ができる場所の数です。
- 1試合の時間:試合の時間に、入れ替えの時間を足した数です。
例えば6チームの総当たりは15試合です。2コートなら8回に分かれ、1試合30分で240分、4時間かかります。1コートなら15回で、7時間半かかります。
下の表は、1試合30分・9:00開始・2コート・開会式と昼休みなしで並べた終わる時刻です。
| チーム数 | 総当たり 試合数 | 終わる 時刻 | トーナメント 試合数 | 終わる 時刻 |
|---|---|---|---|---|
| 4チーム | 6 | 10:30 | 3 | 10:00 |
| 5チーム | 10 | 11:30 | 4 | 10:30 |
| 6チーム | 15 | 13:00 | 5 | 10:30 |
| 8チーム | 28 | 16:00 | 7 | 11:00 |
大会のタイムスケジュールの作り方の手順:決める順番
作る順番は、次の5つです。この順に決めると、後戻りがありません。
- 使える会場の時間(借りている開始と終了)を確かめる。
- チーム数と形式(トーナメントか総当たりか)を決め、試合数を数える。
- コート数と1試合の時間から、試合の合計時間を出す。
- 開会式・昼休み・閉会式を足して、終わる時刻を出す。
- 会場の終了時刻に収まらなければ、1試合の時間かコート数を見直す。
大会のタイムスケジュールの作り方の例:少年大会の1日の進行表
1日の進行表は、試合の合計時間の前後に、受付・開会式・昼休み・閉会式を足して作ります。下は、6チームの総当たりを2コートで行う場合の例です。1試合は30分、開会式は15分、昼休みは45分、閉会式は20分と仮に決めました。時間は、会場の使用時間と要項に合わせて直してください。
| 時刻 | 内容 |
|---|---|
| 8:00 | 係の集合・コートと机の準備 |
| 8:30 | 受付・選手名簿の確認 |
| 9:00 | 開会式(15分) |
| 9:15 | 第1〜4枠の試合(8試合) |
| 11:15 | 昼休み(45分) |
| 12:00 | 第5〜8枠の試合(7試合) |
| 14:00 | 閉会式・表彰(20分) |
| 14:20 | 片付け・解散 |
試合は全15試合で、14:00ごろ終わります。試合の合間に長い待ち時間が出るチームは、6チームの総当たり表の試合順で確かめられます。
少年野球の大会のタイムスケジュールの注意
少年野球は、試合の長さが大会ごとに違います。要項の時間制限(イニングや分)を、1試合の時間に入れてください。仮に1試合が入れ替えを含めて90分なら、4チームの総当たり(6試合)は、2コートで13:30、1コートで18:00に終わります。
大会のタイムスケジュールの作り方:トーナメントとリーグ戦の時間割
形式が決まっているなら、チーム数別のページに、試合順と終わる時刻が計算済みです。
リーグ戦のタイムスケジュールの計算
総当たりは、全チームの試合数が同じになる形です。チーム数ごとの試合順は、総当たり対戦表のチーム数別ガイドにあります。
トーナメントの時間割の作り方
トーナメントは、回戦が進むほど試合が減り、コートが空きます。決勝の時刻は、前の回戦が終わらないと決まりません。チーム数別の一覧は、トーナメント表のチーム数別ガイドです。エクセルで配る場合は、トーナメント表のエクセルを使えます。
大会のタイムスケジュールの作り方のコツ:遅れと雨天への備え
進行表は、遅れる前提で作ると、当日に慌てません。
- 試合の間に、5分の入れ替えを含めておく。
- 昼休みを、遅れを取り戻す余白にする。
- 「試合の進み方で時刻が前後します」と、配る紙に書いておく。
- 雨天のときの連絡方法と判断の時刻を、前日までに決めておく。
紙に書いて配り、同じ内容を連絡グループにも流すと、聞き返しが減ります。審判や記録の当番も、進行表の横に書いておくと、当日の声かけが少なく済みます。