トーナメントの抽選方法の全体像:決める順番
トーナメントの抽選方法は、「シード」「分けたいチーム」「残りのくじ」の順に決めます。順番を逆にすると、くじを引いたあとで組み直すことになり、不公平感が出ます。進め方は次の4つです。
- チーム数から、山の枠の数とシードの数を出す。
- シードを置くチームを決める。
- 同じ地区・同じチームを分けたいときは、先に上下の山へ振り分ける。
- 残りのチームが、番号札のくじを引く。
要項には、シードの決め方と、地区を分けるかどうかを、抽選の前に書いておきます。引いたあとに決まりを足すと、納得されにくくなります。
トーナメントの抽選方法:くじの作り方(番号札と山の位置)
くじは、山の位置の番号を書いた札を人数ぶん作り、引いた番号のところにチーム名を書き込む形が、いちばん単純です。手順は次のとおりです。
- トーナメント表の山の位置に、左から1、2、3…と番号を振る。
- シードの位置に当たる番号は、くじの札から外す。
- 残りの番号を、同じ大きさの紙に1枚ずつ書く。裏から透けない紙を使い、同じ折り方にする。
- 引いた番号の位置に、チーム名を書き込む。
チーム名を引く順番は、あらかじめ決めておきます。申し込みの順、前年の成績の順、受付の順などがあります。番号の札が山の位置と一対一になっていれば、先に引いても後に引いても、どの位置に当たる確率も同じです。
山の位置の番号と、シードの置かれる位置は、トーナメント表のチーム数別ガイドの各ページの図に、番号つきで載せています。チーム数のページを開いて、図の番号をそのまま使えます。
トーナメントの抽選方法でシードを決める:数と、先に決める手順
シードの数は、「山の枠の数−チーム数」で出ます。山の枠の数は、チーム数以上になる、いちばん小さい2・4・8・16です。9チームなら、枠は16、シードは7になります。
| チーム数 | 山の枠 | シード | 1回戦の試合 |
|---|---|---|---|
| 4チーム | 4 | なし | 2 |
| 5チーム | 8 | 3 | 1 |
| 6チーム | 8 | 2 | 2 |
| 7チーム | 8 | 1 | 3 |
| 8チーム | 8 | なし | 4 |
| 9チーム | 16 | 7 | 1 |
| 10チーム | 16 | 6 | 2 |
| 12チーム | 16 | 4 | 4 |
| 16チーム | 16 | なし | 8 |
シードのチームは、1回戦がなく、次の回から出ます。決め方は、主に3つです。
- 前年や直近の大会の成績で決める。
- シード用のくじを、先に引く。
- 主催者が、地区や人数のバランスを見て決める。
どれを使うかは、要項に先に書いておきます。シードの置き場所の考え方は、トーナメントの試合数(チーム数別の早見表)と、各チーム数のページにあります。
トーナメントの抽選方法で同じ地区・同じチームを分ける組み方
同じ地区や、同じ学校のチームが初戦で当たらないようにするには、くじの前に、分けたいチームを山の別の場所へ置きます。8チームで、地区Aが3チーム、地区Bが3チーム、地区Cが2チームの例です。
- 山を、上下の半分にします。さらに、それぞれを二つに分けると、2チームずつの4つの区画ができます。
- 地区Aの3チームを、別々の区画に1つずつ置きます。
- 地区Bの3チームも、別々の区画に置きます。1つの区画に、同じ地区が2つ入らないようにします。
- 地区Cの2チームは、残る空きに置きます。
- 区画の中の左右と、区画の並び順は、番号札のくじで決めます。
| 区画 | 1回戦の組 |
|---|---|
| 区画1 | 地区A対地区B |
| 区画2 | 地区A対地区C |
| 区画3 | 地区A対地区B |
| 区画4 | 地区B対地区C |
これで、1回戦はすべて別の地区同士になります。ただし、地区Aの3チームを、上下の二つの山に分けると、どちらかの山に必ず2チームが入ります。その2チームは、2回戦(準決勝)までに当たります。完全に分けきれない場合があることは、抽選の前に、参加チームに伝えておきます。
同じ学校から2つのチーム(A・Bチーム)が出る場合も、同じ手順で、別の区画に置きます。
トーナメントの抽選方法の当日の段取りと、エクセルの乱数
当日の抽選会は、次の流れで進めると滞りません。
- 抽選の前に、シードと地区分けの決まりを、全員に読み上げる。
- 代表者が1人ずつ、決めた順番にくじを引く。欠席のチームは、主催者が代わりに引く。
- 引き直しはしない、と事前に伝える。
- 表に書き込んだら、全員に見せて確認する。写真に撮っておくと、あとの確認に使えます。
エクセルの乱数で、トーナメントの抽選をする方法
集まれないときは、エクセルの乱数で抽選できます。チーム名の列の横に =RAND() を入れ、その列で並べ替えると、順番がランダムに入れ替わります。並べ替えるたびに数値が変わるので、決まったら、数値を「値のみ貼り付け」で固めておきます。決まった順番に、山の番号1、2、3…を振ります。抽選を見せる場として、画面共有で並べ替えを全員に見せる方法もあります。
表の形は、トーナメント表のエクセル(無料)に、チーム数別のファイルがあります。