対戦表の作り方の最初の一歩:トーナメントか総当たり(リーグ戦)かを選ぶ
対戦表の作り方は、最初に「トーナメント」か「総当たり」かで二つに分かれます。試合数と、全チームが戦える試合の数が、まったく違うからです。試合数は、トーナメントが「チーム数−1」、総当たりが「チーム数×(チーム数−1)÷2」で出ます。
| チーム数 | トーナメント | 総当たり |
|---|---|---|
| 4チーム | 3 | 6 |
| 5チーム | 4 | 10 |
| 6チーム | 5 | 15 |
| 8チーム | 7 | 28 |
| 10チーム | 9 | 45 |
会場の時間が短く、チームが6つ以上なら、トーナメントが向きます。参加したチーム全員に同じ試合数を渡したい、4〜5チームまでなら、総当たりが向きます。それぞれのチーム数別の表は、トーナメント表のチーム数別ガイドと総当たり対戦表のチーム数別ガイドにあります。このページは、総当たりの対戦表を自分で組む手順を中心に説明します。
リーグ戦の対戦表の作り方:1チームを固定して残りを回す手順
リーグ戦の対戦表は、1チームを固定し、残りを1つずつ回すと、全チームがちょうど1回ずつ当たる形に組めます。この組み方は、回転法と呼ばれます。6チームを、A〜Fの記号で組む手順は次のとおりです。
- チームを偶数の数だけ並べ、上段と下段の二列に分けます。Aは左上に置きます。
- 上下で向かい合ったチームを、第1節の対戦にします。
- Aの位置はそのままにして、残りのチームを時計回りに1つずつずらします。
- ずらしたあとの向かい合いを、第2節の対戦にします。これを、チーム数−1節ぶん繰り返します。
6チームで組むと、次の5節になります。1節に3試合あるので、3コートなら同時に進められます。
| 節 | 対戦 |
|---|---|
| 第1節 | A対F B対E C対D |
| 第2節 | A対E F対D B対C |
| 第3節 | A対D E対C F対B |
| 第4節 | A対C D対B E対F |
| 第5節 | A対B C対F D対E |
全部で15試合です。どのチームも、5節のすべてで1試合ずつ戦います。
総当たり戦の対戦表の作り方:5チームなど奇数のとき
奇数のチーム数は、「お休み」という架空の1チームを足して偶数にしてから、同じ手順で組みます。お休みと組んだチームが、その節は試合がありません。5チームの例は次の表です。
| 節 | 対戦 | お休み |
|---|---|---|
| 第1節 | B対E C対D | A |
| 第2節 | A対E B対C | D |
| 第3節 | A対D E対C | B |
| 第4節 | A対C D対B | E |
| 第5節 | A対B D対E | C |
5チームは10試合で、どのチームも1節だけお休みになります。お休みの節は、審判や記録の係に回ると、無駄がありません。
対戦表の作り方をエクセルで:星取表の枠と勝ち数の式
エクセルで対戦表を作るときは、チーム名を縦と横に並べた星取表を作り、勝敗の記号を数えさせると手間が少なく済みます。手順は次の4つです。
- A1を空け、A列の下とA行の右に、同じ順番でチーム名を並べます。
- 同じチーム同士が交わる斜めのセルは、色を塗って使わないしるしにします。
- 試合のあとに、勝ちは「○」、引き分けは「△」、負けは「●」を、行のチームから見た形で入れます。向かい側のセルには、反対の記号を入れます。
- 右端に列を足し、勝ち数や勝ち点を式で数えます。
式の例です(保存できるファイルには、同じ式が入っています)。2行目のチームの勝ち数は =COUNTIF(B2:G2,"○")、勝ち点(勝ち3・引き分け1・負け0の場合)は =COUNTIF(B2:G2,"○")*3+COUNTIF(B2:G2,"△") と書きます。順位は、勝ち点の列に =RANK(H2,H$2:H$7) のように入れます。勝ち点の付け方は大会ごとの要項に合わせて、数字を書き換えてください。
対戦表の作り方をエクセルで省く:保存したファイルを使う
3〜10チームには、星取表の枠が入ったエクセルを用意しています。星取表・試合順・時間割の3つのシートがあり、チーム名を書き込めば、そのまま印刷できます。勝・負・分・勝ち点・順位の欄は式入りで、対戦の欄に○●△を入れると集計されます。勝ち点は勝ち3・引き分け1・負け0が初めの数字で、表の下のセルで変えられます。上の式は、その中身の説明として読んでください。
| チーム数 | 全試合数 | 節の数 | ファイル |
|---|---|---|---|
| 3チーム | 3 | 3 | .xlsxを保存 |
| 4チーム | 6 | 3 | .xlsxを保存 |
| 5チーム | 10 | 5 | .xlsxを保存 |
| 6チーム | 15 | 5 | .xlsxを保存 |
| 7チーム | 21 | 7 | .xlsxを保存 |
| 8チーム | 28 | 7 | .xlsxを保存 |
| 9チーム | 36 | 9 | .xlsxを保存 |
| 10チーム | 45 | 9 | .xlsxを保存 |
星取表だけを使いたい場合は、星取表のテンプレート(エクセル)に、見方と順位の付け方をまとめました。
対戦表の作り方の仕上げ:できた表の点検
組み終えたら、次の4点を確かめます。
- 全チームの試合数が、同じになっている(奇数のときはお休みの節を除く)。
- 同じ組み合わせが、2回出ていない。
- 同じチームが、同じ節に二度出ていない。
- 続けて試合になるチームが多すぎない。
節の順番は、そのまま試合の順番にしなくても構いません。続けて試合になるチームがあれば、節ごと入れ替えると和らぎます。コートが2つで、1節に3試合あるときは、1節を2回に分けて並べます。時刻への落とし方は、大会のタイムスケジュールの作り方で計算できます。
対戦表の作り方のあと:順位の決め方と大会ページ
対戦表ができたら、勝ち点が並んだときの順位の決め方を、要項に先に書いておきます。決め方の例と計算は、リーグ戦の順位の決め方にあります。チーム数別のページの道具に名前を入れると、対戦表と試合順が自動で書き換わり、印刷と保存ができます。