大会しおり

リーグ戦の順位の決め方(勝ち点が同率で並んだとき)

リーグ戦が終わってみたら、勝ち点が並んでいた。保護者やコーチに「うちは何位?」と聞かれる前に、筋の通った順位を出して説明したい。あるいは大会の前に、要項へ同率のときの決め方を書いておきたい。そんな係の方のためのページです。

勝ち点が並んだら、この順に比べる

  1. 勝ち点
  2. 当該チーム間の
    対戦成績
  3. 得失点差
  4. 総得点
  5. 抽選

このページで規定を開いて確かめた、ミニバス(JBA ミニバスケットボール競技規則 別添資料D)と少年サッカー(千葉県のU-12リーグ実施要項)は、どちらもこの順の考え方でした。ただし得失点差を「並んだチームどうしの試合だけ」で数えるか、「全試合」で数えるかは資料によって違います(比較)。いちばん上に来るのは、あなたの大会の要項に書かれた順番です。

点数を入れて、順位と「どこで決まったか」を出す

試合が終わったその場で、順位を確かめて発表するための順位表です。点数を入れると、勝ち点で並んだチームを、選んだ決め方の順に比べていき、どの段階で決まったかまで書き出します。下の例は、チーム1〜3が1勝1敗で並んだ「三すくみ」です。

4チーム・勝ち2・負け1(バスケットボール)・決め方:勝ち点 → 当該チーム間の対戦成績 → 当該チーム間の得失点差 → 当該チーム間の得点 → 全試合の得失点差 → 全試合の総得点 → 抽選(絞れたら最初の基準から)

  1. 1チーム1−チーム2
  2. 2チーム1−チーム3
  3. 3チーム1−チーム4
  4. 4チーム2−チーム3
  5. 5チーム2−チーム4
  6. 6チーム3−チーム4
  1. はじめ勝ち点全試合の合計
  2. 最後抽選ここまでで決まらなければ

順位表

順位チーム勝-分-負得-失得失
点差
勝ち
点
決め手
1チーム12-0-18-5+35当該チーム間の対戦成績
2チーム22-0-111-5+65当該チーム間の対戦成績
3チーム32-0-17-6+15当該チーム間の得失点差
4チーム40-0-30-10−103勝ち点

同率をどの段階で決めたか

  1. チーム1・チーム2・チーム3が勝ち点5で並ぶ
  2. 当該チーム間の対戦成績チーム1 3、チーム2 3、チーム3 3→ 同じ(決まらず次へ)
  3. 当該チーム間の得失点差チーム1 +1、チーム2 +1、チーム3 −2→ チーム1・チーム2 > チーム3
  4. 残ったチームで最初の基準から当該チーム間の対戦成績チーム1 2、チーム2 1→ チーム1 > チーム2

同じ点数でも、決め方の順番で1位が変わります。この例を「少年サッカー(千葉U-12要項)」に切り替えると、1位はチーム1からチーム2に入れ替わります(理由)。

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使い方(4つの手順)

  1. チーム数と勝ち点の方式を選び、チーム名を入れる。勝ち点は、要項に書かれた点数(例:勝ち2・負け1)に合わせます。
  2. 試合の点数を入れる。まだ終わっていない試合は空欄のままで構いません。入っている試合だけで、途中の順位が出ます。
  3. 決め方の順番を、要項と同じにする。ひな形を選ぶか、↑↓で並べ替えます。要項に「残ったチームで最初からやり直す」とあれば、下のチェックを入れます。
  4. 順位と過程を印刷して、本部に貼る。「どの段階で決まったか」を見せれば、保護者に聞かれても数字で答えられます。次の大会を作るなら「この勝ち点の方式で大会を作る」へ(無料)。

記入用の星取表と試合順(印刷・Excel)

この表で大会を作る(無料) →

作った大会は、保護者に配るURLと、点数を入れる管理画面つきです。会員登録はいりません。

競技別の比較:勝ち点が並んだときの決め方(ミニバス・少年サッカー・少年野球)

自分の競技では「何を何の順に比べるか」を確かめるための表です。左の列から順に比べ、決まったところで止めます。どれも大会の要項が先で、この表は要項を書くとき・読むときの手がかりです。

ミニバス
JBA 競技規則 別添資料D
少年サッカー
千葉U-12リーグ要項(例)
少年野球
共通規定は出典未確認
勝ち点勝ち2・負け1(途中終了を含む)・没収による負け0勝利3・引分1・敗戦0大会・リーグの規約による
並んだら①当該チーム間の対戦成績当該チーム同士の対戦成績(勝敗)学童部の全国共通の規定は確認できず(出典未確認)。当日に決める例:当該チーム間の対戦成績 → 失点の少なさ → 得失点差 → 抽選
②当該チーム間の得失点差全試合の得失点差
③当該チーム間の得点全試合の総得点
④全ゲームの得失点差抽選
⑤全ゲームの得点—
最後抽選(④が抽選)抽選など
一部が決まったあと残ったチームで最初からやり直す(D1-4)書かれていない—

ミニバス(JBAミニバスケットボール競技規則の別添資料D)

少年サッカー(地域の実施要項の例:千葉U-12)

少年野球

3チームが1勝1敗で並んだときの計算例(三すくみ)

3チームの総当たりで、AはBに、BはCに、CはAに勝つと、3チームとも1勝1敗で並びます。当該チーム間の対戦成績も3チームとも同じなので、これだけでは決まりません。こうした「三すくみ」で、次の段へ進む流れを表で追います。

例として、3チームの結果が次のようになったとします(チーム1はチーム2に4-2で勝ち、チーム2はチーム3に4-1で勝ち、チーム3はチーム1に3-2で勝った)。

123勝敗得-失得失
点差
チーム1○
4-2
●
2-3
1勝1敗6-5+1
チーム2●
2-4
○
4-1
1勝1敗6-5+1
チーム3○
3-2
●
1-4
1勝1敗4-6−2

ミニバスの決め方(勝ち2・負け1、別添資料Dの順、最初からやり直す)で比べると、次のとおりです。表の「—」は、その段階では比べていないチームです。

段階123結果
勝ち点333チーム1・チーム2・チーム3が並ぶ
当該チーム間の対戦成績333同じ(次へ)
当該チーム間の得失点差+1+1−2チーム1・チーム2 > チーム3
残ったチームで最初から当該チーム間の対戦成績21—チーム1 > チーム2

結果:1位 チーム1、2位 チーム2、3位 チーム3

  1. 勝ち点:3チームとも1勝1敗で同じ。
  2. 当該チーム間の対戦成績:3チームどうしの試合しかないので、これも全員1勝1敗。三すくみで決まりません。
  3. 当該チーム間の得失点差:チーム1は+1、チーム2は+1、チーム3は−2。チーム3の3位が決まり、チーム1とチーム2はまだ並びます。
  4. 残った2チームで最初から:チーム1とチーム2の直接の試合はチーム1の勝ち。チーム1が1位、チーム2が2位です。

「最初の基準に戻る」かどうかで、1位が抽選になる例

同じ結果を、千葉U-12要項の順(当該チーム同士の対戦成績 → 全試合の得失点差 → 全試合の総得点 → 抽選)で比べます。要項には、一部が決まったあとに①へ戻るとは書かれていないので、戻らずにそのまま次の項目へ進むと読むと、こうなります。

段階123結果
勝ち点333チーム1・チーム2・チーム3が並ぶ
当該チーム間の対戦成績333同じ(次へ)
全試合の得失点差+1+1−2チーム1・チーム2 > チーム3
全試合の総得点66—同じ(次へ)
抽選———チーム1・チーム2は抽選

結果:1〜2位(抽選) チーム1、1〜2位(抽選) チーム2、3位 チーム3

チーム1はチーム2に直接勝っているのに、総得点も同じ6点で並ぶため、1位と2位は抽選です。いっぽう「残ったチームで①から」と読むと、チーム1とチーム2の直接対決でチーム1が1位になります。

要項には、どちらにするかを一文で書いておきます。3チーム以上が並んで途中で一部が決まったとき、残ったチームで最初の項目からやり直すのか、そのまま次の項目へ進むのか。書いていないと、当日にどちらで読むかでもめます。文例は下にあります。

決め方の順番で1位が入れ替わる例(4チーム)

ページの上の順位表の例です。4チームの総当たりで、チーム1・チーム2・チーム3はどれもチーム4に勝ち、3チームどうしは三すくみ(上の例と同じ点数)です。違いは、チーム4に何点差で勝ったかです。

1234勝敗得-失得失
点差
チーム1○
4-2
●
2-3
○
2-0
2勝1敗8-5+3
チーム2●
2-4
○
4-1
○
5-0
2勝1敗11-5+6
チーム3○
3-2
●
1-4
○
3-0
2勝1敗7-6+1
チーム4●
0-2
●
0-5
●
0-3
0勝3敗0-10−10
チーム当該チーム間の
得失点差
全試合の
得失点差
ミニバスの
順(JBA)
千葉U-12の
順
チーム1+1+31位2位
チーム2+1+62位1位
チーム3−2+13位3位
チーム4—−104位4位

ミニバスの順は、まず並んだ3チームどうしの試合だけで比べるので、チーム4との試合の点差は関係ありません。チーム1が1位です。千葉U-12の順は、②で全試合の得失点差を使うので、チーム4に大差で勝ったチーム2が1位になります。どちらが正しいということはなく、要項に書いた順番が答えです。

参考:このツールで作る大会ページの順位表は、勝ち点 → 全試合の得失点差 → 総得点の順に並べます(当該チーム間の成績は使いません)。この例ではチーム2が1位と表示されます。詳しくは当日に困ることへ。

要項にそのまま書ける文例(競技別・コピーできます)

大会の要項や、代表者会議の資料に貼るための文例です。〇の部分は大会に合わせて書き換えてください。ミニバスと少年サッカーは、上の規定に沿った形にしています。少年野球は共通規定を確認できていないため「例」です。

ミニバスJBA 別添資料Dに沿った形

【リーグ戦の順位】
1. 順位は勝ち点の合計で決める。勝ち2点、負け1点(ゲームの途中終了を含む)、没収による負け0点とする。
2. 勝ち点が同じチームが2チーム以上あるときは、次の順で決める。
  ① 当該チーム間の対戦成績
  ② 当該チーム間の試合の得失点差
  ③ 当該チーム間の試合の得点
  ④ グループ内の全試合の得失点差
  ⑤ グループ内の全試合の得点
  ⑥ 抽選
3. ①〜⑤の途中で一部のチームの順位が決まり、まだ並んでいるチームがあるときは、そのチームだけで①からやり直す。
4. 抽選は、当該チームの代表者が本部でくじを引いて行う。

少年サッカー千葉U-12要項の順に、③の扱いを1文足した形

【リーグ戦の順位】
1. 順位は勝ち点の合計で決める。勝ち3点、引き分け1点、負け0点とする。
2. 勝ち点が同じときは、次の順で決める。
  ① 当該チーム同士の対戦成績
  ② 全試合の得失点差
  ③ 全試合の総得点
  ④ 抽選
3. 3チーム以上が並び、②または③で一部のチームの順位が決まったときは、まだ並んでいるチームだけで①からやり直す。
4. 不戦勝・不戦敗の試合は、〇対0の結果として扱う。
5. 抽選は、当該チームの代表者が本部でくじを引いて行う。

少年サッカーの文例の3.は、千葉U-12要項にはない一文です。入れない場合は「そのまま次の項目へ進む」と書きます。どちらにするかは主催者が決めます(違いの例)。

少年野球例(共通規定は出典未確認)

【リーグ戦の順位】
1. 順位は勝ち点の合計で決める。勝ち2点、引き分け1点、負け0点とする。
2. 勝ち点が同じときは、次の順で決める。
  ① 当該チーム間の対戦成績
  ② 全試合の失点の少ない方
  ③ 全試合の得失点差
  ④ 抽選
3. 時間切れ・天候で試合が途中で終わったときは、〇回を終えていれば成立とし、その時点の得点で勝敗を決める。成立しないときは〇〇(引き分け/再試合)とする。
4. 没収試合・不戦勝の得点は〇対0とする。
5. 抽選は、当該チームの代表者が本部でくじを引いて行う。

上の順位表で「少年野球の例」を選ぶと、この文例の順で計算できます。

当日に困ること(没収試合・途中打ち切り・不戦勝・抽選)

同率の決め方を決めていても、当日にもめやすいのは「普通に終わらなかった試合」の数え方です。どれも競技の規則か要項で決めることで、このページでは決めつけません。分かっている規定だけ、出典と一緒に書きます。

この計算機では、没収の負けも普通の負けとして勝ち点を数えます。没収や不戦勝があったときは、要項で決めた点数を入れ、勝ち点が要項と合っているかを確かめてください。

総当たりの試合順や、5チームのように毎回1チームが休む組み方は、関連ページにまとめています。

よくある質問

リーグ戦で勝ち点が並んだら、どうやって順位を決めますか?

大会の要項に書かれた順で決めます。このページで確かめたミニバス(JBA 競技規則 別添資料D)と千葉県のU-12サッカーリーグ要項では、勝ち点 → 当該チーム間の対戦成績 → 得失点差 → 総得点 → 抽選、という順の考え方でした。得失点差を並んだチームどうしの試合だけで数えるか、全試合で数えるかは資料によって違います。

3チームが1勝1敗で並んだら(三すくみ)どうなりますか?

当該チーム間の対戦成績も全員1勝1敗で同じなので、次の基準(得失点差など)に進みます。そこで1チームだけ決まって2チームが残ったら、残った2チームで最初の基準(直接対決)からやり直すのがミニバス(JBA 別添資料D D1-4)の手順です。やり直さずに次の基準へ進む決め方だと、直接対決で勝っていても抽選になることがあります。要項にどちらにするかを書いておきます。

得失点差は全試合で数えますか?並んだチームどうしの試合だけですか?

要項によって違います。ミニバス(JBA 別添資料D)は、先に並んだチームどうしの試合の得失点差と得点を比べ、そのあとで全試合の得失点差を比べます。千葉県のU-12サッカーリーグ要項は、当該チーム同士の対戦成績の次に、全試合の得失点差を比べます。並んでいないチームとの試合の点差を入れるかどうかで、1位が入れ替わることがあります。

要項に同率のときの決め方が書いていません。どうすればいいですか?

試合が始まる前に、代表者会議などで決め方を決めて、全チームに伝えておくのが安全です。勝ち点が並んでから決めると、どの決め方でも有利・不利が分かってしまうためです。このページの文例をそのまま使えます。

ミニバスの勝ち点は何点ですか?

JBA「ミニバスケットボール競技規則」2026の別添資料Dでは、勝ち2点、負け1点(ゲームの途中終了を含む)、没収による負け0点です。ただし国内大会でこれを採用するかどうかは大会主催者が決められる、と補足があります。

更新日

表を作ったら、そのまま大会に。

対戦表と時間割をURL1本にして、当日の点数や雨天中止も保護者に伝えられます。会員登録はいりません。

この表で大会を作る(無料) →